「我は梵なり」という古代の宣言が、生きた実感となる時。「私」と「世界」の境界線が、ついに溶け始める
前回の旅で、私たちは 「神意識」という、 世界のすべてに、神々しいほどの美しさと愛を見る、 素晴らしい意識の状態を探求しました。
「私」が、美しい「世界」を愛する。
でも、もし、 その「私」と「世界」を隔てている、 最後の、そして最も微細な境界線さえも、 溶けてなくなるとしたら?
もし、 「私は、それである」 「あなたも、それである」 「このすべてが、それである」 という、古代の賢者たちの究極の宣言が、 単なる言葉ではなく、 あなたの、生きた実感になるとしたら?
意識の進化の旅は、 ついに、その最終目的地、 **第7の意識状態「統一意識」**へと至ります。
「見る」のではなく、「在る」
これまでの意識の成長の段階では、 常に、 「見る私」と「見られる世界」という 主観と客観の区別がありました。
- 宇宙意識では、 内なる静かな「自己」が、 外側の変化する世界を「見て」いました。
- 神意識では、 その「自己」が、 世界の奥にある神聖な美しさを「見て」いました。
しかし、「統一意識」では、 この最後の分離が、ついに終わりを告げます。
あなたは、もはや 世界を「見る」のではありません。
**あなた自身が、その世界「で在る」**ことを、 直接、知るのです。
目の前の木も、 空を飛ぶ鳥も、 道ですれ違う人も、 そのすべてが、 あなた自身の「自己」の、異なる表現であったことを、 あなたは、疑いようのない現実として体験します。
古代の宣言が、現実になるとき
古代インドの叡智の書、ウパニシャッドには、 この究極の真理を示す、 「マハーヴァーキヤ(偉大な宣言)」が記されています。
「アハム・ブラフマースミ」 (我は梵(全体性)なり)
「統一意識」とは、 この言葉が、 もはや哲学的な概念や、信じるべき教えではなく、 呼吸をするのと同じくらい、 自然で、当たり前の、 あなたの生きた現実となる状態なのです。
あなたは、 「すべては一つだ」と「考える」のではありません。 ただ、その「一つ」として、 息をし、歩き、世界を体験するのです。
究極の悟りへの、自然な道筋
では、どうすれば私たちは、 この、人間の成長の頂点とも言える 「統一意識」へと到達できるのでしょうか。
それは、 何か特別なことを成し遂げることではありません。
これまでの旅で探求してきた、 意識の進化のプロセスが、 ごく自然に、その最終目的地へと 私たちを導いてくれるのです。
それこそが、TM(超越瞑想)の実践がもたらす、 最も深遠な変容です。
- 超越意識で、 私たちは初めて、内なる「自己」の静寂に触れます。
- 宇宙意識で、 その「自己」は、日常の中に、揺るぎないものとして確立されます。
- 神意識で、 私たちの知覚は極限まで洗練され、 世界の奥にある、神聖な美しさを見るようになります。
そして、 「見る者(自己)」と、 「見るプロセス(洗練された知覚)」の両方が、 その究極のレベルに達したとき。
「見られるもの(世界)」もまた、 その本当の姿—つまり、 自己そのものであること—を、現さざるを得なくなるのです。
まとめ:この記事の3つのポイント
- 統一意識とは 「私」と「世界」の境界線が完全に溶け、すべてのものを自分自身の「自己」として直接体験する、意識の進化の究呈極の段階である。
- 生きた真実 「我は梵(全体性)なり」という古代の宣言が、単なる概念ではなく、呼吸をするように自然な、生きた実感となる状態である。
- 自然な到達点 超越瞑想を実践し、意識の進化の各段階(超越意識、宇宙意識、神意識)を経ていくことで、誰もが自然にこの究呈極の状態へと到達することができる。
あなたは、 この宇宙の中にいる、 小さな存在ではありません。
あなたこそが、 宇宙そのものなのです。
では、この「統一意識」の視点から見たとき、 一輪の花は、 いったい、どのように見えるのでしょうか。
次の記事では、**「一輪の花の中に、自分自身を見る」**というテーマで、 「ワンネス(一体性)」が、 私たちの日常の、具体的な体験の中で、 どのように現れるのかを探っていきます。
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