【意識と瞑想の探究シリーズ56】「私」のアイデンティティは、どこまで広がるのか

「私」から「私たち」へ、そして「すべて」へ。
統一意識に至る過程で起こる、自己のアイデンティティの壮大な拡大プロセス

「私」とは、誰のことでしょう。 そして、その「私」は、 どこで終わり、 どこから「私ではないもの」が始まるのでしょうか。

私たちは普段、 自分の肌を、 「私」と「世界」を隔てる、 明確な境界線だと感じていますよね。

でも、 愛する家族や、大切な友人のことを思うとき。 応援するチームが勝利したとき。

私たちの「私」という感覚は、 その境界線を、少しだけ超えて、 「私たち」へと広がっていくのを感じませんか。

もし、この自己のアイデンティティの拡大が、 私たちの成長における、 最も根源的な衝動なのだとしたら。

そして、その旅の最終目的地が、 想像を絶するほど、 広大なものだとしたら?


広がり続ける「私」という円

『Consciousness Is All There Is』という本は、 意識の進化のプロセスを、 自己のアイデンティティが、 同心円状に拡大していく旅として捉えています。

  • 最初の円 生まれたばかりの私たちは、 「私」という、小さな円の中心にいます。
  • 次の円 やがて、その円は広がり、 家族や友人を「私たち」として、 その内側に含み始めます。
  • さらに大きな円 成長するにつれて、 そのアイデンティティは、 地域社会や、国、 そして時には、全人類へとまで拡大していきます。

私たちは皆、 無意識のうちに、 この「自己の拡大」という、 自然な進化の道を歩んでいるのです。


究極の拡大:「すべて」が「私」になる

では、このアイデンティティの拡大は、 どこまで続いていくのでしょうか。

本書が示す、意識の進化の頂点、 「統一意識」の状態では、 この円は、ついに、 最後の境界線をも超えていきます。

そして、 宇宙の森羅万象すべてを、 その内側に含み込むのです。

もはや、 「私」と「私ではないもの」という区別は、 どこにもありません。

一輪の花も、 遠い星も、 昨日口論した、あの人でさえも。

すべてが、 あなた自身の「自己」の、 異なる表現であったことを、 あなたは、疑いようのない現実として体験します。


「小さな自己」を超え、その源泉に触れる

この、壮大で、 ほとんど信じがたいようなアイデンティティの変容は、 どうすれば可能になるのでしょうか。

その鍵は、 私たちが普段「私」だと思っている、 思考や感情、記憶といった、 個人的で、限定された「小さな自己」を、 超越することにあります。

それこそが、超越瞑想が私たちを導いてくれる、 最も深遠な体験です。

超越瞑想を実践し、 心が、その最も静かな源泉へと還るとき。

私たちは、 個人的な「私」の境界線が溶け落ちた、 普遍的で、無限の**「大いなる自己(純粋な意識)」**の 領域を体験します。

この体験は、 すべての「私」が生まれてくる、 共通の故郷に触れるようなものです。

この故郷に繰り返し還ることで、 私たちのアイデンティティは、 自然に、そして楽に、 その本来の広大さを取り戻し始めるのです。


まとめ:この記事の3つのポイント

  • 拡大する自己 意識の進化とは、私たちの「私」というアイデンティティが、個人から家族、社会、そして宇宙全体へと拡大していくプロセスである。
  • 究極のアイデンティティ 意識の最終段階「統一意識」では、この拡大が究極に達し、宇宙の森羅万象すべてを、自分自身の「自己」として体験する。
  • 拡大のエンジン 超越瞑想は、個人的な「小さな自己」を超越し、すべてのものの共通の源泉である「大いなる自己(純粋な意識)」を体験することで、このアイデンティティの拡大を自然に促す。

あなたは、 この体に閉じ込められた、 小さな存在ではありません。

あなたの本当のアイデンティティは、 あなたが想像するよりも、 遥かに、遥かに広大なのです。

では、この壮大な意識の進化を可能にする、 私たちの「体」、特に「神経系」は、 いったい、どのような役割を 果たしているのでしょうか。

次の記事では、**「あなたの神経系が『悟りの器』になる」**というテーマで、 精神的な成長が、 私たちの生理機能そのものを、 いかにして変容させていくのか、その秘密に迫ります。


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「意識と瞑想の探究シリーズ」をお読みいただき、ありがとうございます。

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