その責任と可能性
もし、あなたの人生が、 誰かによって書かれた脚本だとしたら。
あなたは、 ただ、その役を演じているだけの 俳優なのでしょうか。
これまでの旅で、私たちは 驚くべき可能性の数々を探求してきました。
- あなたが「見る」ことで、現実は姿を現す。
- あなたの「注意」を向けたものが、人生で育っていく。
- あなたの「意図」が、宇宙の組織力を動かす。
これらのピースを一つにつなぎ合わせると、 そこには、 息をのむほど、壮大で、 そして、少しだけ畏れ多い、 一つの真実が浮かび上がってきます。
あなたは、 あなたの現実の、唯一の創造主なのです。
「創造主」か、それとも「被害者」か
しかし、 この言葉を聞いた瞬間、 あなたの心に、 こんな「抵抗」が生まれませんでしたか。
「そんなはずはない」 「もし私が創造主なら、 なぜ、こんなに苦しい現実を、 わざわざ自分で創り出すというのか」 「私は、運命や、他人の行動に翻弄される、 『被害者』ではないか」と。
この、 「知っているはずの真実」と、 「感じている実感」との、 深い「ズレ」。
この「ズレ」の正体こそが、 前回の記事で探求した、 私たちの脳の「自動操縦システム」なのです。
「カルマ」が運転し、「解釈者」が物語る
思い出してください。 私たちの行動の多くは、 自由な意志ではなく、 神経系に刻まれた、過去のストレス(カルマ) によって、 無意識的に、自動操縦で引き起こされていました。
そして、 その自動操縦の行動に対して、 脳の「解釈者(言い訳クリエイター)」が、 「これは私が、今、自由に選んだことだ」 という、 もっともらしい「物語」を、 後付けで創り出していましたね。
この二つのメカニズムが組み合わさった結果、 私たちは、 **「過去のカルマに操られた現実」を生きながら、 それを「自分で選んだ、 あるいは、外側からやってきた運命だ」**と 誤解してしまうのです。
これが、 私たちが「創造主」の力を持ちながら、 「被害者」の物語を生きてしまう、 根本的なカラクリなのです。
「責任」とは、罪悪感ではなく「目覚める力」
この視点に立つとき、 「責任」という言葉の意味が、 まったく変わってきます。
「すべては、あなたの過去の意識が 蒔いた種だ」
この言葉は、 過去の、無意識な行動の結果について、 「罪悪感を持て」という意味ではありません。
それは、 「あなたは、 今この瞬間、 その『自動操縦』から目覚めることができますよ」 という、 最もパワフルな「可能性」の宣言なのです。
自分の人生のハンドルを、 カルマという自動操縦から、 「今、ここ」の、 目覚めた「意識」の手に取り戻す。
これこそが、 創造主としての、 真の「責任」を引き受ける、 最初の一歩なのです。
「創造の源泉」と、つながる
では、どうすれば私たちは、 この、人生を創造する偉大な力を、 最も賢く、そして最も効果的に 使うことができるのでしょうか。
その鍵は、 「何を」創造するか、という表面的なレベルではなく、 「どこから」創造するか、という源泉のレベルにあります。
- 表面(思考)から創造する それは、 カルマの自動操縦の中で、 「言い訳クリエイター」が紡ぐ物語を、 少しだけ変えようとする試みです。 それは、牢獄の壁紙を貼り替えるようなもの。 根本的な自由は、そこにはありません。
- 源泉(純粋な意識)から創造する これこそが、**TM(超越瞑想)**が導く道です。
超越瞑想を通して、 心が、その最も静かな源泉である **「純粋な意識」**の場に触れるとき。 奇跡的なことが、二つ同時に起こります。
- 古い鎖が溶ける 睡眠より深い休息が、 自動操縦の原因であった、 神経系に刻まれたストレス(カルマ)を、 物理的に、溶かし去っていきます。
- 新しい種が蒔かれる 同時に、あなたは 宇宙のすべての創造性が生まれる、 根源のフィールド(アトリエ)と一つになります。
この、浄化された、 クリアな意識の場から生まれる意図や行動は、 もはや、過去のカルマの産物ではありません。 それは、 宇宙全体の進化の流れと調和した、 最もパワフルで、最も美しい、 「本当の創造」となるのです。
まとめ:この記事の3つのポイント
- 創造主という真実 私たちの現実は、過去の意識(注意、意図、行動)が創り出した結果であり、私たちはその「創造主」である。
- 被害者という幻想 私たちが「被害者」だと感じるのは、神経系に刻まれたストレス(カルマ)が自動操縦を行い、脳の「解釈者」がそれを正当化する物語を創るからである。
- 源泉からの創造 超越瞑想は、深い休息でカルマの自動操縦(過去)を溶かし去ると同時に、「純粋な意識」の源泉(現在)とつながることで、私たちを真の「創造主」として目覚めさせる。
あなたの人生という、 壮大なキャンバス。
そこに、どんな絵を描くかは、 すべて、あなた自身に委ねられています。
では、この創造のプロセスにおいて、 最も根源的で、最もパワフルな「絵の具」とは、 いったい何なのでしょうか。
次の記事では、**「愛は『宇宙の接着剤』」**というテーマで、 あらゆるものを結びつけ、 統合へと向かわせる、 究極の創造の力としての「愛」の神秘に迫ります。
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